2年ぶりの優勝を果たした志筑少年野球団の選手=いずれも一宮小学校
2年ぶりの優勝を果たした志筑少年野球団の選手=いずれも一宮小学校

 神明あかふじ米第37回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会北淡路ブロック大会(神戸新聞社など主催)の準決勝と決勝が8日、淡路市北山の一宮小学校であった。決勝では志筑少年野球団が大町イーグルスとの接戦を制し、2年ぶりの優勝を果たした。志筑は8月2日にG7スタジアム神戸(神戸市須磨区)で開幕する本大会に出場する。

 志筑は準決勝でいざなぎ少年野球クラブを破り、決勝へ進んだ。決勝は四回表まで大町が6点のリード。志筑は佐藤桜樹選手が四回裏に本塁打を放って1得点し勢いづくと、五回裏には相手の捕逸や盗塁で進塁して1死一、三塁に。望月琉稀哉選手が2塁打を放って2点返すなど5点を重ね、同点に追いついた。

 迎えた最終回で2死無走者の場面。「絶対に次につなげる」と強い気持ちで臨んだ中来田嘉人選手(10)が本塁打を決めて志筑は逆転し、頂点をもぎ取った。

 大町は4回表まで本塁打などで点を重ねたが、五、六回は打線が沈黙した。

 大町の桶土井悠人主将(11)は「本塁打など仲間がしっかり打ってくれて、途中まで良い流れだっただけに悔しい。今後はしっかりバットにボールを当て、直球を打てるよう練習を重ねたい」と唇をかんだ。

 志筑の辻亜伶主将(11)は「普段の練習の成果が出せた。点を取られても最後まで諦めなかったことが、勝因になったと思う。本大会でも諦めず、優勝を目指したい」と力強く意気込みを語った。(荻野俊太郎)

 ▽準決勝

志筑少年野球団

003100│4

001002│3

いざなぎ少年野球クラブ

大町イーグルス

204004│10

410212│10

仮屋クラブ

(大町イーグルスが抽選勝ち)

 ▽決勝

大町イーグルス

103200│6

000151│7

志筑少年野球団