年末とはまた違った慌ただしさの年度末。卒業や異動、新年度への準備等々、師が走るのはむしろ今頃ではなかろうか。『新学期』はアジアの中でさえ国によってずれがあるらしい。日本で桜の時期に学期が始まるのはたしかに気持ち良いが、ヨーロッパの学期は秋から始まる。日本から行くと全てが違って新鮮、天気どころではないとはいうものの、学期が始まるとすぐ冬に向かって、寒く暗くなっていくのはいささか辛い。勉学に集中するしかなくて良いというべきか。オランダ・ベルギーなど低い土地の天気の悪さは有名で、日本の太平洋側も含めて南欧・南米など温暖な地域から来た学生には特に堪えるようだ。体調不良になる人もいる。白米より玄米、黒いパンやじゃが芋をよく食べろと言われたものだった。