私の祖父、後藤嘉一はエッセイストであり、山形県郷土史研究家の先駆でもあった。そのため明治、大正、昭和の山形史を研究しようとすると、その資料のほとんどに祖父の名前が登場するらしい。どういうわけか一緒にいてもまったく私に興味を示さない退屈な祖父を、私はとにかく嫌っていた。
私の祖父、後藤嘉一はエッセイストであり、山形県郷土史研究家の先駆でもあった。そのため明治、大正、昭和の山形史を研究しようとすると、その資料のほとんどに祖父の名前が登場するらしい。どういうわけか一緒にいてもまったく私に興味を示さない退屈な祖父を、私はとにかく嫌っていた。