「こっちだよ~」と手招(てまね)きして待っていてくれたのは、宝塚(たからづか)市立逆瀬台(さかせだい)小学校5年の大岡啓介(おおおかけいすけ)さん(11)と3年の佑介(ゆうすけ)さん(8)の兄弟。教えてくれたお宝(たから)は、市内を流れる逆瀬川(さかせがわ)の支流(しりゅう)の白瀬(しらせ)川です。

 ガードレールから見下ろすと、水は澄(す)んで、きれいな川です。佑介さんが「ここね、いろいろいるんだよ。ナマズみたいな魚でしょ、エビにサワガニ…」と教えてくれます。へーっ、そうなんだ。今は何も見えないけど…。「隠(かく)れているからね」と啓介さん。生きものを見つけるコツは、脇(わき)に生えている草の束をそっとかき分けること。ひっそりいるらしいです。