回転する力で器の形ができることを体験する子ども(京都府亀岡市余部町・ガレリアかめおか)
回転する力で器の形ができることを体験する子ども(京都府亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 科学の楽しさを体感できるイベント「サイエンスフェスタ」が11月23日、ガレリアかめおか(京都府亀岡市余部町)で開かれた。教育機関や企業などが45ブースを出し、子どもたちが身近な現象や、科学を活用したものづくりなどに触れていた。

 電動ろくろ体験のブースでは、京都伝統工芸大学校(南丹市園部町)の学生の手ほどきで、小学生らが粘土を茶碗や湯飲みに成形する作業に挑戦。回転する力をうまく利用して、身近にある器が作られていることを学んでいた。詳徳小学校4年の男児(10)は「土を手で支えているだけで、形ができていくのが不思議だった。もっといろんな実験をしたいと思った」と話していた。

 皿回しで遠心力を体感したり、LEDと電球を手回しのモーターで点灯させて消費電力の差を知ったりするコーナーもあった。今年大量発生したカメムシ9種類の臭いをかぎ比べるユニークなブースもあった。

 亀岡市みらい教育リサーチセンターが主催した。

(まいどなニュース/京都新聞)