株式会社oricon ME(東京都港区)は、このほど「住宅ローン」についての満⾜度調査を実施し、『オリコン顧客満⾜度』公式サイト内にてその結果を発表しました。その結果、「2025年 満足度の高い『住宅ローン』ランキング」は「イオン銀行」が初の総合1位を獲得しました。
調査は、過去5年以内に住宅ローンの新規借り入れ、もしくは、借り換えを行った人で、融資(借入)を現在受けている全国の20~69歳の男女1万2580人を対象として、2023年3月、2024年3月~4月、2025年4月~5月にインターネットで実施されました。
調査対象企業は住宅ローンの新規借り入れ、もしくは、借り換えを希望する個人に対して、自社商品を提供する銀行またはモーゲージバンク120社。なお、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンク、特定の企業で住宅を建てた個人のみが契約できるモーゲージバンクは対象外としています。
2024年の住宅ローン金利引き上げなどの影響から、総合ランキングをはじめ、“金利優遇サービスのわかりやすさ”などを評価した「金利」の評価項目において全体的に得点が下降傾向となるなか、「2025年 満足度の高い『住宅ローン』ランキング」で1位となったのは「イオン銀行」(71.3点)でした。
同銀行は「付帯サービス」(70.8点)では7年連続、「審査・契約手続き」(74.0点)では6年連続で1位を獲得しており、利用者からは「平日の遅い時間や土日でも営業しており、仕事終わりでも相談できた」「借入中、イオンでの買い物が5%オフになる」など、利便性や自社・グループ会社・提携会社の優遇サービスの質が高く評価されました。
続く総合2位には「ソニー銀行」(71.0点)がランクイン。評価項目別ランキングでは、利用者が最も重視する傾向が高い「商品内容の充実さ」(73.4点)をはじめ、「団体信用生命保険の充実さ」(73.7点)、「サイトのわかりやすさ」(69.1点)の3項目で1位に。同銀行の利用者からは、「借り換えしたところ、金利が下がった。団信が追加費用無しで加入できる」「病気のときの保証が充実している。とくにガン保証の充実」などの声が寄せられています。
以下、3位「SBI新生銀行(旧:新生銀行)」(70.8点)、4位「楽天銀行」(70.5点)、5位「auじぶん銀行」(70.2点)が続きました。
また、ネット銀行やメガバンクが上位に入るなか、地方銀行では大阪市の「池田泉州銀行」(69.4点)が前回総合20位から9位、札幌市の「北海道銀行」(69.0点)が10位にランクインしています。
そのほか、部門別ランキングでは、総合11位の「関西みらい銀行」(68.9点)が、男女別「女性」部門で4年連続の1位を獲得。総合25位の「日本住宅ローン」(67.5点)は、業態別「モーゲージバンク」部門で3年連続1位、商品別「フラット35」部門で2年連続の1位となりました。
「新規」「借り換え」「変動金利」「フラット35」の目的別ランキングでは、「PayPay銀行」が「新規借入」部門(71.3点)で初の1位を獲得し、「変動金利」部門(71.0点)でも「イオン銀行」に次ぐ2位となるなど、高い評価を得ました。
また、地域別ランキングを見ると、北海道では「北海道銀行」(69.0点)が10年連続の1位を獲得。東北では「青森みちのく銀行(旧:青森銀行、旧:みちのく銀行)」(69.3点)、関東では「イオン銀行」(72.1点)、甲信越・北陸は「北陸銀行」(66.9点)東海は「三菱UFJ銀行」(68.7点)、近畿では「auじぶん銀行」(72.1点)、中国・四国は「山陰合同銀行」(67.8点)、九州・沖縄は「住信SBIネット銀行」(73.1点)がそれぞれ1位となりました。
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【出典】
▽オリコン顧客満足度®/【2025年】おすすめ住宅ローンランキング-120社を比較- オリコン顧客満足度調査