株式会社トレジャープロモート(東京都千代田区)が運営するオンライン株式スクール『株の学校ドットコム』は、このほど「株式投資への取り組み」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、金融資産の総額が「1億円以上」、いわゆる”億り人”の割合は、株式投資に取り組んでいない人と比べて、株式投資に取り組んでいる人のほうが3倍以上多いことがわかりました。
調査は、全国の20代~70代の男女1万人(男性4980人、女性5020人)を対象として、2025年7月にインターネットで実施されました。
まず、「株式投資への取り組み」について聞いたところ、「取り組んでいる」と答えた人は28.0%(各都道府県の数値を合計し47で割って算出)となり、2024年から1.3ポイントの増加となりました。
続けて、「現金・預貯金や株式・債券・投資信託・貯蓄型保険などの金融資産を現在いくら保有していますか」と尋ねたところ、金融資産の総額が「1億円以上」、いわゆる”億り人”の割合は、株式投資に取り組んでいない人が2.5%だったのに対して、株式投資に取り組んでいる人では8.5%と3倍以上の差が見られました。
「1000万円以上」で見ても、株式投資に取り組んでいない人が17.3%なのに対して、株式投資に取り組んでいる人では45.3%と約半数近くにまで増加しています。
また、株式投資に取り組んでいない人の72.9%が金融資産「500万円未満」だった一方、株式投資に取り組んでいる人では39.1%と、株式投資に取り組んでいる⼈と、株式投資に取り組んでいない⼈で明確な違いが出る結果となりました。
全体的に、株式投資に取り組んでいる人のほうが、株式投資に取り組んでいない人よりも多くの金融資産を保有していることがわかりました。では、株式投資に取り組んでいない人の理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
調査の結果、最も回答が多かったのは「投資する資金がない」(40.0%)、次いで「知識がない」(31.5%)、「損をするのが怖い」(21.3%)が続き、これら上位3つの回答で全体の9割を占めました。
この調査結果を受けて同スクールは、「基本的な知識さえあれば、最初の一歩を踏み出せる人はもっと増えるはずですが、まだまだ学ぶ機会が限られていること、必要とする人に必要な情報が行き渡っていないことが、今回の調査結果から見えてくる現状だと言うこともできるでしょう」とコメントしています。
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【出典】
▽株の学校ドットコム