6年前のあんなさん。ここから驚きの変化を遂げます/あんなさん(@an_.nyao0)提供
6年前のあんなさん。ここから驚きの変化を遂げます/あんなさん(@an_.nyao0)提供

「前髪無くす勇気ずっと無かったけど、いざ無くしてみたらもう前髪ありの生活には戻れない」

--そんな言葉とともに、6年前の姿と現在の姿を比較した動画をTikTokに投稿した、あんなさん(@an_.nyao0)。その劇的な“垢抜け”ぶりが注目を集め、「垢抜けえぐい」「すごい尊敬」といったコメントとともに、動画は8.4万件の「いいね」を記録しています。

毎朝の前髪セットに悩み「遅刻を繰り返していた」というあんなさんが、コンプレックスを乗り越えて「自分系統」を確立するまでの過程とは。

「新しい自分に挑戦したい」という思いから、大変身を遂げたあんなさん。意外にも、その背中を押した一番のきっかけは、毎朝の身支度にかかる時間でした。

「細かい性格なので、前髪が1mmでもズレたり思い通りにいかなければ納得いくまでずっと鏡と向き合っていました。そのせいで、学校には毎日ギリギリか遅刻して行っていました」と当時を振り返ります。

「系統を変えよう」と思い切って前髪をなくしたものの、最初は違和感しかなかったといいます。しかし、そこから自分に似合うスタイルを探求していく中で、ある発見がありました。

垢抜けの鍵は“引き算”でした。カラコンは着色直径を14.1mmから13.9mmへとサイズダウン。さらにメイクは研究の末、「しない方が映える」という結論に至ります。そこから「いかにすっぴんに近い状態で盛れるか」を追求していったのです。

情報収集の中心はTikTok。やみくもにパーツを盛るのではなく、自分の顔立ちを活かすための“引き算メイク”にたどり着いたことが、現在の垢抜けにつながりました。

見た目が理想に近づいたことで、心境にも大きな変化が訪れました。

「どんなに変わっても、どうしても他の人と比較して落ち込んでしまうことがありました。そこで『自分が一番可愛い』と思って生活するようになったんです。今では特定の系統に縛られず、自分がしたいこと、着たい服を着ています。強いて言うなら“自分系統”ですかね(笑)」。

外見を磨く過程で見つけたのは、何より強い内面の自信でした。

最後に、同じように「自分を変えたい」と願う人へのアドバイスを尋ねると、「まずは何系統になりたいかを決めて、それに合うメイクやファッションなどを探求していけばいいと思います」とあんなさん。自分に似合うものを模索し続けるその過程こそが、本当の自分らしさを見つける第一歩になるのかもしれません。