みなさんは、パートナーに対して「無駄遣いをしている」と感じるのはどのようなことがありますか。総合ショッピングサイト『au PAY マーケット』を運営する、auコマース&ライフ株式会社(東京都渋谷区)が実施した「2025年の子育て世帯の夫婦の節約意識の違い」と「2025年の子育て世帯の節約意識」に関する調査によると、「お酒」が最多となりました。また、妻は夫の「車・バイク関連」、夫は妻の「美容」を無駄遣いと感じる傾向があることもわかりました。
調査は、未成年の子どもを持つ全国の30~50代の男女400人を対象として、2025年7月にインターネットで実施されました。
その結果、夫婦間での節約に対する意見や考えが「一致していない」という答えた人は全体の30.8%。「節約に関して揉めたことがあるもの」としては、「夫婦で節約に対する温度差があること」が21.8%で最も多くなりました。
続けて、「夫婦で節約に貢献しているのはどちらだと思いますか」と尋ねたところ、「妻」が68.6%、「夫」は31.4%となり、約2倍近くの差が見られました。
男女別に見ると、男性では「妻」と答えた人は51.5%、「自身」と答えた人は48.5%とほぼ半々となった一方、女性では「夫」と答えた人は14.5%だったのに対し、「自身」と回答した人は85.5%と6倍近い差が見られ、男女で大きなズレがあることが浮き彫りになりました。
また、「相手に対して無駄遣いをしていると感じるもの」については、「お酒」(22.0%)が最も多く、次いで「外食」(21.3%)、「頻繁にコンビニを利用する」(16.5%)が続きました。
これを男女別に見ると、夫に対しては「お酒」(27.0%)、妻に対しては「外食」(21.5%)がそれぞれ最多となったほか、女性は男性と比較して「車・バイク関連」(14.5%)や「他人におごる」(10.5%)を無駄遣いと感じる人が多くなった一方で、男性は女性と比較して「美容」(10.5%)や「旅行」(10.0%)、「美容院」(9.0%)を無駄遣いと感じる傾向が見て取れました。
ちなみに、「夫婦で決めている節約ルール」としては、「ポイントが多くつく日に集中的に買い物をする」(36.8%)が最多となり、個人だけでなく家族としても「お得にポイントをためる」を重要視していることがうかがえました。
次に、節約意識について、「2025年で家計に響いた出来事」を聞いたところ、「お米の値上げ」(73.5%)がダントツとなりました。
また、「2025年に入って節約のためにECで購入するようになったもの」についても、「お米」(28.3%)が1位に。これを女性回答だけに絞ってみても「お米」(28.0%)が1位と変化はなかったものの、「化粧品・スキンケア用品」(26.0%)で2位にランクインしました。
なお、ポイントをためてお得に使う「ポイ活」よりも、より安いものを選んだり、購入を控える「節約」のほうがストレスに感じる人が70.8%と圧倒的に多く、度重なる物価高で「節約疲れ」になっている人が増えている様子が見て取れました。
そこで、「節約のし過ぎで”ちょっと失敗した”と思ったこと」を尋ねたところ、「より安いものを選ぶために時間や手間をかけすぎた」(32.3%)や「安さだけで選んで品質にがっかりした」「必要なものまで我慢してストレスがたまった」(いずれも28.8%)といった意見が上位に挙げられました。
最後に、「今後重視したいポイ活」を聞いたところ、「ためたポイントを増やす」(48.5%)が最多となり、定番の「ポイント還元率が高くなるキャンペーン」(40.8%)を上回る結果となりました。
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【出典】
▽au PAY マーケット