自分の父親・母親を「パパ・ママ」と呼ぶ現役高校生が半数以上 ※画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)
自分の父親・母親を「パパ・ママ」と呼ぶ現役高校生が半数以上 ※画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)

株式会社ワカモノリサーチ(東京都杉並区)が運営する10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト『ワカモノリサーチ』は、このほど「父親・母親の呼び方」に関する調査結果を発表しました。それによると、現役高校生の半数以上が、自分の父親・母親を「パパ・ママ」と呼んでいることがわかりました。

調査は、全国の現役高校生862人を対象として、2025年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。

調査の結果、「自分の父親の呼び方」については、「パパ」(50.2%)が最も多く、次いで「お父さん」(28.1%)、「「名前」(4.1%)、「オヤジ」(0.9%)が続きました。

「パパ」と回答した高校生からは、「小さい頃から呼んでいて今さら変えられない」「母も兄弟もパパと呼んでいるから自然とそうなった」「お父さんに変えるタイミングがなかった」といった声が目立ちました。

また、「お父さん」と呼んでいる高校生からは、「パパは子どもっぽくて恥ずかしい」「成長するにつれて敬意を持つ呼び方に変えた」といった声のほか、「学校の先生から『お父さんと呼ぶように』と言われた」という意見も。

少数派となった「名前」では、「フレンドリーだから」「仲がいいから」など、友達感覚でいるパターンか、「再婚だから」「血がつながってないから」といった、母親の再婚によって家庭に入ってきた父親のため、何と呼んでよいかわからず名前で呼んでいるパターンに分かれる様子。

「オヤジ」と呼ぶ高校生は「親しみを込めて呼んでいる」「親しいし可愛い呼び方だと思っているから」など、親密な関係だからこそ「オヤジ」と呼べるという意見が目立ちました。

なお、全体の16.6%と意外に多かった「その他」回答では、「外国人の父なので“Daddy”と呼んでいる」「小さい頃“とうたん”としか言えず、そのまま定着した」「父親をあだ名で呼んでいる。仲が良いから友達感覚」「義理の父だから呼び方が定まっていない」など、家庭の事情や親子関係のスタイルが色濃く反映されていました。

続いて、「自分の母親の呼び方」を尋ねたところ、最も多かったのは「ママ」(56.3%)となり、以下、「お母さん」(33.4%)、「名前」(2.6%)、「おふくろ」(0.9%)が続きました。

「ママ」と回答した高校生も、父親と同様の理由が寄せられたほか、「ママの響きがかわいいから」「ママと呼ぶと安心する」という意見も見られました。

「お母さん」という呼び方についても、父親同様、成長に伴う“恥ずかしさ”や“社会性”を意識する声が目立ったほか、「おふくろ」については「渋い」「かっこいい」という印象から呼んでいることが分かりました。

また、「その他」(6.8%)と回答した高校生からは、「かあちゃん。かわいいから」「“おかん”と呼ぶと親しみやすいから」「“かか”と呼んでいる。昔からの家の習慣」など、様々な呼び名が挙げられ、各家庭の個性が出る結果となりました。

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【出典】▽ワカモノリサーチ/令和の現役高校生の半数以上 自分の父親・母親を「パパ・ママ」と呼んでいることが判明