三星の名物バターケーキが話題に
三星の名物バターケーキが話題に

バターケーキの画像が、懐かしく美味しそうだとSNSで話題になっている。

北海道苫小牧市の洋菓子チェーン・三星の公式Xアカウントが「最近ますます人気の懐かしバター」という文章ともに紹介したのは同店の名物「懐かしのバターケーキ」。薔薇と、鮮やかな赤色のドレンチェリーがのったバターケーキは、まるで昭和からタイムスリップしてきたよう。商品名を裏切らない懐かしい姿に感動する声が集まり、投稿は1.9万いいねを記録した。株式会社三星管理部の竹嶋俊吾さんに話を聞いた。

--昔から販売している商品ですか?

竹嶋:おそらく40年以上前から販売しています。元々、当社のバタークリームケーキの歴史はホールケーキから始まりましたが、この写真にある“おひとり様用”の「懐かしのバタークリームケーキ」は約20年前に開発し、販売を開始しました。

その時にバタークリームをバター100%に変更。見た目も全く新しいものではなく、親しみの持てる、すでに販売されていたホールケーキの延長のようなデザインが選ばれたそうです。生クリームが主流の時期に、あえてバタークリームをもっと美味しく手軽に楽しめるように作った前社長・三浦実のこだわりのケーキ。根強いファンも多いので、変えずに販売を続けているんです。

--薔薇の細工がとてもきれいですが、どんなパティシエさんが作っていますか?

竹嶋:男性パティシエが全て手作業で作っています。薔薇の立体感を出すために、一番最初のしぼりで高さと土台を作ることを心がけているそうです。

--バターケーキが再評価されているように感じます。

竹嶋:現在「昭和レトロ」が注目されているからか、このケーキのお問い合わせも増えています。今回の投稿も反響が大きく、とても驚きました。懐かしさと安心感があり、素材の香りや、手作りの温かみが魅力のバターケーキ。 “時代を超えて残る味”としてこれからも親しまれると思います。

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SNSでは「大人になってバタークリームのケーキの美味しさに震撼した」「バラが懐かしい~」「たまに無性に食べたくなる」「昔のくどいバターケーキじゃなくて、いい材料で作ったケーキは体温でバターが溶けて本当に美味しい。」などの数々の反響が寄せられた。

三星の「懐かしのバターケーキ」は風味や滑らかな舌触りが絶妙でクセになると評判。根強いファンが長年通っているそうだ。もしお近くに行かれた際は是非味わっていただきたい。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)