お参りはご先祖様に敬意を込めてしゃがもう※画像はイメージです(muon-ash/stock.adobe.com)
お参りはご先祖様に敬意を込めてしゃがもう※画像はイメージです(muon-ash/stock.adobe.com)

お彼岸やお盆、命日などに行う「お墓参り」。年末年始に実家に帰省したときに、お墓参りをされる方もいらっしゃるでしょう。ご先祖様に感謝の気持ちを伝える大切な時間ですが、実は「やってはいけないこと」があるのをご存じですか?葬儀社の「セルビスメモリアル」が発信しているインスタグラム「ココだけの話」(@kokodake_memorial)では、意外と知られていないお墓参りのNGマナーをわかりやすく紹介しています。

■立ったままのお参りはNG!敬意を込めてしゃがんでお参りを

投稿によると、お墓の前で立ったまま手を合わせるのはマナー違反だそう。正式には、ご先祖様に敬意を込めてしゃがんでお参りするのが正しいマナーとのこと。立ったままだと「上から見下ろす」ような形になってしまい、失礼にあたるようです。とはいうものの、質問に答える形で、「お墓の位置が高い場合や段差がある場合、無理に座る必要はありません」というコメントがありました。「立ったままでも、故人様への感謝や祈りの気持ちを込めて手を合わせれば、十分に心が伝わると思います」とのことです。また、「足が悪くて…」というコメントには、「体調や状況に合わせて無理なくお参りされてください」とお返事をしています。

■お墓にお酒をかけるのもNG!

ドラマや映画などで「お墓にお酒をかける」といったシーンを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。実はこれもマナー違反だそう。お酒は酸性のため、墓石の表面を傷めてしまう原因になるとのこと。お供えする場合は、瓶のまま、もしくはグラスに注いで供えるのがよいそうです。

■お菓子やお供え物の“置きっぱなし”もNG!

お墓参りに持ってきたお菓子などのお供え物をそのまま置いて帰るのは、お墓を管理している人にとって負担になることがあるのだそう。カラスや野良猫に荒らされたり、ゴミになったりすることも。お供え物は「その場だけのごあいさつ」と考えて、お参りが終わったら持ち帰るのが基本ということです。コメントには、持ち帰ったお供え物は「お下がり」として、故人様からの恵みと考えましょうとのこと。感謝の気持ちを込めていただくのが一般的だそうです。

▽出典
お葬式のセルビスメモリアル インスタグラム「お墓参り知らずにこれやってない?!」