「豊橋駅から名古屋駅へ向かう最終の列車は新幹線」--。そんな思わず二度見したくなる“愛知トリビア”がXに投稿され、話題になっています。投稿したのは、鉄道系動画を発信している豊橋在住のしろはんど(@shirohand_tyhs)さん。投稿は30万表示される反響となり、「不思議すぎます」「逆は遅くまで走っているのに」といった声も寄せられました。
しろはんどさんがこのトリビアに気づいたのは、名古屋方面から豊橋へ夜遅く帰ってきた時だったといいます。
「名古屋方面から豊橋に夜遅く帰ってくる際、発車標を見て数年前に気付きました」
しろはんどさんが23時ごろに豊橋駅で目にした名古屋方面への発車標では、新幹線が23:30だった一方、名鉄線の最終は23:08、東海道線はすでに運行が終了している状態でした。
地元・豊橋に住み、月に何度か豊橋~名古屋間を利用しているしろはんどさん。移動手段はその都度、JR新幹線、JR在来線、名鉄と、すべて使い分けているそうです。実際、名古屋方面から豊橋へ戻る便は深夜まで残っている一方で、豊橋から名古屋方面へ向かう“在来線の終電”は早めに感じたといいます。
「豊橋から名古屋方面へ向かう列車の終電が、逆方向と比べて改めて早いなと感じました。名古屋方面からだと、豊橋到着が名鉄なら23:51、JRに至っては24:51なので、余計にそう思いました」
では、なぜ「豊橋→名古屋」の最終が新幹線になるのか。しろはんどさんは、「需要と保守作業のバランスが背景にあるのではないか」と推測しています。
「深夜に名古屋方面から帰ってくることはあれど、名古屋方面に行く需要はかなり少なく、それを見越して終電を早くし、保守作業の時間を確保していると推測されます」
その一方で、東京から名古屋方面へ向かう新幹線の需要は夜遅くまで十分に確保されているため、名古屋に24時前に到着するダイヤを組むと、今回のような“終電が新幹線になる”現象が起きてしまうのではないかとのこと。
「新幹線から在来線へ乗り換える需要もある中で、名鉄側は鳴海行き急行、JR側は岡崎行き普通でカバーしています。また、JRの岡崎以西で降りたい人は、名古屋まで行って在来線でUターンすればいいと考えていると思われます」
投稿には新たな情報提供も寄せられ、中でも「三河安城への最終としても使える」というコメントが印象的だったといいます。
「“名古屋行き最終列車としても機能しているひかり号”は三河安城を通過しますが、いったん名古屋へ出て在来線で折り返すことで、確かに到達可能です。かなりお金がかかるので現実的とは言えませんが、終電を逃してしまった際の切り札として、タクシーを使うよりはマシという理論で使えるのかもしれないなと思いました」
今回の投稿で、しろはんどさんが伝えたかったのは、豊橋から名古屋方面への終電が早い点、そして豊橋~名古屋間では新幹線が便利な場面もある、ということでした。
「特に新幹線は名鉄との競合もあり、異常に安いきっぷも発売されているので、気軽に使える交通手段でもあります」
























