仁川空港(MYUNGKU/stock.adobe.com)
仁川空港(MYUNGKU/stock.adobe.com)

関西とイスタンブールを往復する際、関西空港発着の国際線を利用するのが一般的です。ところが、最近は韓国の仁川空港から搭乗する方が航空運賃が安い場合があります。関西空港~仁川空港間には多くのLCC(格安航空会社)が就航していますが、果たして短時間でLCC便~国際線長距離便間の乗り換えは可能なのでしょうか。

(※この記事は米国とイスラエルによるイラン攻撃が行われる前に書かれました)

■仁川空港発着が安い件

私はイスタンブール空港から関西空港へ帰る際、イスタンブール→仁川間はドーハ空港乗り換えのカタール航空、仁川→関空間は韓国のLCCエアロK航空に搭乗しました。仁川空港では、航空会社が異なり、かつLCCへの乗り換えのため、入出国を伴う乗り換えを選択しました。

計画では、カタール航空の仁川着が17時15分、エアロK航空の仁川発が19時25分で、乗り換え時間は2時間10分でした。なお、カタール航空、エアロK航空ともに仁川空港では第一ターミナルを利用します。

ところで、関空~イスタンブール間と仁川~イスタンブール間で運賃はどれくらい違うのでしょうか。5月26日日本・韓国発、5月30日トルコ発で調査しました(調査日は2月25日、いずれもエコノミー)。関空発着は往復約23万円、仁川発着は往復約12万円でした。

そのため、私は旅費を節約するために、仁川経由を選択しました。

■ギリギリだった乗り換え

カタール航空便が仁川空港に到着し、扉が開いたのは17時20分頃。その後、入国審査場へ向かいました。ここで落とし穴だったのは検疫の黄色いカードの提出が必要だったことです。日本からの入国の場合は必要ありませんが、少なくともカタールからの入国の場合は必要でした。日本からの入国時は必要なかったので、少し混乱しましたが、何とか記入しました。検疫情報入力システム「Q-CODE」を通じて、事前申請すれば検疫カードの記入の手間は省けます。

入国審査では、日本人は韓国人と同じく自動出入国審査システム(SES)が利用できます。SESの利用には事前登録が必要でしたが、登録時間はわずか数分。その後、自動化ゲートを通過し、入国審査はあっけなく終わりました。

17時40分頃には手荷物受取所に着きました。ところが、ここから荷物をピックアップしたのは約30分後の18時10分。国際線のチェックイン締切は出発時刻の60分前ですから、この時点で残り15分しかありません。急いでエアロK航空のカウンターがある3階に行き、締切10分前で何とかチェックインできました。

その後、エアロK航空に搭乗し、関空に21時頃に到着。そのまま、大阪梅田行きリムジンバスに乗り、帰途につきました。

■乗り換えには少なくとも3~4時間は必要か

2月のオフシーズンですから、2時間台はギリギリでした。オンシーズンであれば、確実にチェックインに間に合わなかったと思います。入出国を伴う乗り換えであれば、3~4時間は必要です。

ところで、2026年2月現在、仁川発関空行きの最終便は仁川21時0分発のピーチです。しかし、最終便ですと時間の都合上、関空から自宅がある神戸市へは帰れません。少なくとも、カタール航空仁川行きから神戸へ帰宅する場合は、仁川発関空行きの最終便に搭乗し、関空で一夜を明かすのが現実的だと思います。

いずれにせよ、仁川経由の場合は時間に余裕を持ったプランの作成をおすすめします。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)