ベランダの鉢を室内に入れとくか(おべちさん提供)
ベランダの鉢を室内に入れとくか(おべちさん提供)

ひとつの苗を育てて自ら収穫するという体験は、今まで植物を育てたことがない人にとって、かけがえのないものとなるでしょう。おべちさんの作品『家庭菜園 初収穫の話』では、ベランダで家庭菜園をはじめた作者の経験談が描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約2300のいいねが寄せられました。

今年に入って、はじめて家庭菜園にチャレンジしてみた作者。家庭菜園をはじめて1カ月後のある日、台風が接近していることから、ベランダに置いていた苗木を室内に入れることにします。すると、もう食べられるサイズのキュウリを発見しました。

立派なキュウリを1本収穫した作者は、「最初はやっぱりまるかじりしたい」とマヨネーズや味噌を用意します。ただ作者は、このキュウリが農家ではなく自分が育てたもののため、本当に食べれるか不安でした。しかし意を決してかじってみると、普通のキュウリで安心します。スーパーなどで売っているキュウリよりみずみずしい気がしましたが、皮が少し硬いような気もしました。

そのうえ、キュウリの葉っぱに付いたつぶつぶも気になった作者は、原因を図書館で調べることにします。本で調べたところによると、この症状が何なのかは分からなかったものの、発生原因は『わき芽かき』をしていなかったことだと判明しました。

わき芽とは、茎と葉の脇から出てくる小さい葉のことを指します。これをまめにカットする『わき芽かき』をやることで、風通しが良くなり病気が起きにくくなるそうです。ほかにも虫対策や、実を大きくする効果もあるんだとか。

ほかにも水やりのベストタイミングは朝であることや、水やりは根元におこなうこと、キュウリの古い葉は早めに取り除くことなど、作者にとって初めて知ることばかりでした。

図書館から帰宅した作者は、早速キュウリの古い葉をちぎりはじめます。わき芽かきは明日やろうと思いながら、作者の家庭菜園への挑戦は続いてゆくのでした。

読者からは「学びながら育てるって奥深い」「野菜たちの今後が楽しみ!」などの声があがっています。そこで、作者のおべちさんに話を聞きました。

■その後キュウリはほとんどの葉を切ることに…

-どうして家庭菜園を始めようと思ったのでしょうか?

以前から興味はあったものの、なかなか始めるきっかけがありませんでした。漫画に描いてみようと思ったことを機に、思い切って始めてみました!

-わき芽かきをおこなったあと、キュウリの葉に変化はみられましたか?

その後、うどんこ病が広がってしまい、ほとんどの葉を切ることになってしまいました……!現在も様子を見ながら育てています。

-家庭菜園を実際にはじめてみて、いかがでしたか?

普段は家にこもって作業をすることが多いので、家庭菜園のおかげで毎日ベランダへ出る習慣ができたのは良かったです!また、自分で育ててみると、スーパーに並んでいる野菜も「ここまで育てるのは大変だったんだな」と感じるようになり、以前よりありがたみを感じながら食べるようになりました。

今後はキュウリ以外の野菜の収穫や料理の様子、そしてキュウリがその後どうなったのかも漫画で描いていく予定です!

(海川 まこと/漫画収集家)