深夜0時、大学生の息子から「枕を持ったクマ」だけ届くLINE 母が気づいた“今夜は帰りません”の合図 離れていく子との難しい距離感【漫画】
深夜0時、大学生の息子から「枕を持ったクマ」だけ届くLINE 母が気づいた“今夜は帰りません”の合図 離れていく子との難しい距離感【漫画】

大学2年生の息子を持つ埼玉県在住のYさん(40代)は、最近、息子とのコミュニケーションに妙な寂しさを感じています。

理由は、会話が少ないから…というだけではありません。あまりにも連絡が雑なのです。

■「おはよう」も「おやすみ」もない息子

息子はほぼ昼夜逆転の生活です。

Yさんは高校生の娘のお弁当を作るため、毎朝5時に起床しますが、その少し前に息子が寝るという生活。朝の「おはよう」はありません。

Yさんが仕事から帰宅するころには、息子は起きているか、すでに外出していることが多く、「おやすみ」と声を掛ける機会もほとんどありません。

さらに、息子は自分の予定を家族にほとんど伝えません。

「今日はバイトだから遅くなる」「今日は友達の家に泊まる」と一言あれば済むところを、何も言わずに出かけてしまいます。

「今日、夕飯はいるのかな」

Yさんはそう思いながら、帰ってくるのかどうか分からない息子を待つことになります。 

■深夜に届く「クマ」の正体

ところが、深夜0時ごろになると、息子からLINEが届きます。

「おやすみなさい」と書かれた、枕を持ったクマのスタンプが一つ。

最初は「何これ?」と思ったYさんですが、次第にその意味が分かってきました。 

「今夜は帰りません」

これが、息子にとっての枕を持ったクマの意味だったのです。

「最初から『今日は帰らない』って言って出ていけばいいのに…」

そう思う一方で、何も言わずに外泊するわけではなく、深夜になってからでも「帰らない」と伝えてくるところに、息子なりの配慮も感じます。

大学生なのだから、親にすべての予定を報告したくない気持ちも分かります。秘密主義になったことも、ある程度は仕方ないと思っています。

「それでも、同じ屋根の下で暮らす家族なのだから、予定が分かった時点で『今日は帰らないよ』と一言LINEを送るくらいの方法はあるでしょうに。あまりにも連絡の仕方が雑すぎませんか」

そう苦笑するYさん。 

今ではそのクマが、Yさんにとって「息子は今日は帰ってこない」という、大事な合図になっています。

(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)