さわやかな甘味とほろ苦さが喉を潤す炭酸飲料「淡路島なるとオレンジサイダー」が発売された。淡路島土産の製造、卸売りを行う井戸文名産店(洲本市海岸通2)が商品として開発。同社のスタッフは「島の伝統的な果実を味わって、暑い夏を涼しく乗り切ってほしい」とPRする。(内田世紀)
ナルトオレンジは昭和の中頃まで、島の多くの果樹農家が生産。芳醇(ほうじゅん)な香りと苦味が全国的な人気を誇った。その後、イヨカンやハッサクなど甘みの強い品種に押され衰退したが、近年再びその魅力が見直され、2018年から「淡路島なるとオレンジ」の名でブランド化が進んでいる。