クリスチャン・ディオールの初期の作品について説明する中村圭美さん=神戸ファッション美術館
クリスチャン・ディオールの初期の作品について説明する中村圭美さん=神戸ファッション美術館

 流行はどのようにして生まれるのか。時代によりデザイナーの思考は変化するのか-。神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2)で開催中の特別展「ファッション写真が語るモード 写真とドレスの関係性」(神戸新聞社など主催)は、服飾品40点と写真作品200点を通じ、双方が流行を反映し合ってきた変遷をたどる。その魅力を、展示を支える2人に聞いた。(津田和納)

学芸員・中村圭美さん 衣服の歴史の流れ、多角的に

 同館は1997年、ファッション都市神戸の象徴・六甲アイランドに、学びの拠点をつくろうと公立で初めて、ファッションに特化した美術館として誕生した。70カ国以上の民族衣装3千点、18~19世紀の衣服700点、現代の洋服5千点と、国内でも有数の所蔵数を誇り、貴重なファッション写真も2千点近くある。