キャラクターのブースが並ぶ会場。大きなマイメロディが迎えてくれる=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ゆかりの美術館
キャラクターのブースが並ぶ会場。大きなマイメロディが迎えてくれる=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ゆかりの美術館

 ハローキティやマイメロディなど数々のキャラクターを生み出し、日本の「カワイイ文化」の一翼を担ってきたサンリオの歴史と戦略をひもとく「サンリオ展~ニッポンのカワイイ文化60年史」(神戸新聞社など主催)が19日、神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区向洋町中2)で開幕する。18日の内覧会では、懐かしいグッズやキャラクターの原画などが公開された。

 サンリオは1960年創業。出版業から始め、購入者情報で得た属性を連動させてキャラクターを生み出す方針に転換した。人と人をつなぐ「ソーシャル・コミュニケーション・ビジネス」を掲げた同社は、ハローキティなどのヒット作を連発。キャラクターはファンとともに育てられ、長く愛された。

 会場ではゴロピカドンやポムポムプリンなど主要キャラクターごとにコーナーを設けて誕生した背景などを解説しているほか、かつてのデザイン制作室を再現した部屋、高さ2メートルのハローキティも展示している。

 兵庫県出身の彫刻家はしもとみおさんとのコラボ作品のほか、歌手のレディー・ガガさんが着たドレスも並ぶ。

 6月29日まで。月曜休館(5月5日は開館、同7日休館)。午前10時~午後5時。一般1800円など。展示物の撮影もできる。神戸市お問い合わせセンターTEL0570・083・330(津田和納)