平和や環境をテーマにした作品で知られる作家の大規模個展「絵本作家・葉祥明の世界-メルヘンから平和へ」(神戸新聞社など主催)が23日、神戸市東灘区向洋町中5の神戸市立小磯記念美術館で始まる。22日、内覧会があり、原画や油彩画など約100点が公開された。
葉祥明さんは1946年、熊本市生まれ。東京の大学に進学した後、1970年代に漫画家・やなせたかしさんが責任編集を務めた月刊誌「いちごえほん」や「詩とメルヘン」の挿絵を手がけ人気を集めた。「地雷ではなく花をください」など社会問題をテーマにした絵本を出版し、国内外の賞を受賞。関西での大規模な個展は初めてとなる。
画業初期から近年までの作品が時系列に並ぶ。ニューヨーク留学後に手がけた人物画から始まり、作風がどんどんと変化。水平線で画面を2分割する構図や淡い色使いに至るまでの過程をたどることができる。
代表作に登場するキャラクターの原画もある。内覧会で葉さんは「世界を見回すと大変な時期にさしかかっている。作品を見て、改めて平和の大切さや意味を考え、感じ取ってほしい」と話した。
8月16日まで。午前10時~午後5時。一般1200円など。月曜休館(7月20日は開館し翌日休館)。同館TEL078・857・5880(津田和納)























