高速神戸駅改札口(資料写真)=神戸市中央区
高速神戸駅改札口(資料写真)=神戸市中央区

 阪神電気鉄道(大阪市)と阪急電鉄(同)、神戸電鉄(神戸市兵庫区)は30日、共同運営する神戸高速線の6駅でホームドアを整備するため、来年1月から運賃を10円値上げすると発表した。通勤定期券の運賃も引き上げる。

 バリアフリー化を進めるため鉄道利用者に負担を求める国の「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用。運賃の上乗せ分を整備費に充てる。6駅にエレベーターや誘導ブロック、バリアフリートイレはあるが、いずれもホームドアはない。

 値上げにより、運賃は1~3キロの区間が130円から140円に、4~6キロの区間が150円から160円になる。通勤定期券の値上げ幅は1カ月で380円、3カ月で1080円~1090円、6カ月で2050円~2060円。通学定期券の運賃は据え置く。

 値上げの実施日や整備の詳細スケジュールは検討中といい、決まり次第、近畿運輸局に整備計画などを届け出る。(大島光貴)