貨幣処理機大手のグローリー(姫路市)は10日、遠隔接客システムを提供するスタートアップ(新興企業)のタイムリープ(東京)と資本業務提携を結んだと発表した。同社の株式を2日付で取得したが、取得金額や出資比率は非公表。
■セルフ型の釣り銭機などと組み合わせ
タイムリープは、インターネットを通じて店舗の接客を遠隔地から行えるサービス「RURA(ルーラ)」の開発、販売を手がける。グローリーは、近年展開しているセルフ型の釣り銭機や受付機などとこのサービスを組み合わせることを想定。金融機関や小売店、飲食店などの効率化や来店客の利便性の向上を図る。
タイムリープは2019年設立で、資本金は約8億4千万円。(石川 翠)