兵庫県と県物産協会は、旧五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の逸品として全国にPRする「五つ星ひょうご」に、新たに食品や工芸品など61品を選んだ。インターネットや展示会で発信し、販路拡大につなげる。
県内の産品に親しんでもらい、県内観光を盛り上げるため2012年に始めた取り組み。本年度は110品の応募があり、学識者やバイヤーらでつくる選定委員会が地域らしさや新しさなどの観点で選んだ。選定品は計853品となった。
丹波篠山食品(丹波篠山市)の「丹波黒豆あんバター」は、黒豆の煮汁と国産無塩バターを合わせ、パンなどに塗るバタースプレッドに仕上げた。善太(南あわじ市)の淡路島フルーツオニオンポタージュは、こだわりの肥料で育てた「淡路島フルーツ玉ねぎ」を全量の約45%使う。
スワン(豊岡市)の「ミニダレスバッグ」は、同市の鞄職人が縫い上げた後に陰影を付けるシャドー加工を施し、経年変化が楽しめる。仲しい茸園(兵庫県猪名川町)の「しい茸ご飯の素」は、北摂の里山で育てた原木シイタケを使い、深い香りとうまみの炊き込みご飯を味わえる。おうちごはんcafeそらまめ(三木市)の「ドライトマトのシロップ漬け」は、同市産のミニトマトとブドウの規格外品を使った。
協会直営のひょうごふるさと館(神戸市中央区)やオンラインショップで販売する。(長尾亮太)

























