兵庫県西宮市は、見守りを目的にした「高齢者実態把握調査」について、個人情報が記載された195人分の調査票を、担当の民生委員が紛失したと発表した。同委員が誤廃棄した可能性が高いという。
調査は毎年、70歳以上のみの世帯を中心に実施。名前や住所、生年月日、電話番号、世帯状況などが書かれた調査票を市が民生委員に渡し、受け取った同委員が一人一人から生活状況を聞き取っている。
8月上旬に民生委員の1人から、市に「調査票を紛失した」と連絡があった。2月下旬ごろに関係書類を整理した際、誤って廃棄したとみられる。195人に対して市は順次、説明と謝罪をするといい「再発防止に努める」としている。(堀内達成)