長期欠席した議員の報酬の見直しを検討していた姫路市議会は、従来の規定を変更しない方針を決めた。同市議会では4回連続で定例会を欠席した場合、4回目の閉会日翌月から報酬をゼロにすると条例で定めるが、全国の中核市を対象に調べたところ、姫路市の基準が最も厳しいことが分かり、現行のまま運用することにしたという。(有島弘記)
今回の議論は、今年3月に始まった。昨年11月の県知事選などを巡る交流サイト(SNS)への投稿が不適切として辞職勧告を受けた高見千咲議員(無所属)が、体調不良を理由に昨秋から今春までの2回の定例会など全ての会議を休んだことがきっかけだった。4回連続までなら定例会を欠席してもその間は毎月68万5千円が支給されるため、市民らから規定の見直しを求める声が上がっていた。























