兵庫県加東市下滝野地区の秋祭りで披露される獅子舞のだまし絵が、加東アート館(同市下滝野)で展示されている。壁に描かれた獅子の前に立つと、がぶりとかまれているように見える写真が撮影できる。
同館は2021年に開館。獅子舞のほか、アユ釣りやひな人形など、同市の名物や地場産業を描いただまし絵やAR(拡張現実)作品が並ぶ。
同地区の秋祭りは4、5日に春日神社(同市上滝野)などである。獅子舞は江戸時代に始まった。11種類の舞が披露される。下滝野伝統芸能保存会の阿江孝仁さんは「伝統は一度途切れると、なかなか復活できない。今を大切に、住民のつながりを深める獅子舞を伝えていきたい」と話す。
同館の営業は午前10時~午後5時(入場は午後4時まで)。水曜休み(祝日の場合は営業)。中学生以上440円、小学生220円、未就学児は無料。同館TEL0795・48・4915(井筒裕美)