兵庫県の告発文書問題に絡み、文書を作成した元西播磨県民局長(故人)の公用パソコン内にあった私的情報や、事情聴取の音声データなどが外部に流出した問題で、県警捜査2課は13日、地方公務員法違反(守秘義務)違反の疑いで、容疑者を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。容疑者は昨年6月に漏えいの疑いが表面化していた県の男性職員とみられる。
県が容疑者不詳のまま告発状を提出し、県警が昨年6月に受理して捜査していた。
問題を巡っては、県の第三者調査委員会が経緯を調べ、拡散されている私的情報や流出した音声データなどは、県保有のデータと「同一」と認定。情報を外部へ漏らした人物の特定には至らなかったが、県職員の誰かである可能性が「極めて高い」と指摘していた。
私的情報は、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(58)=名誉毀損罪で起訴=が2024年11月末以降、ユーチューブやX(旧ツイッター)などに投稿し、拡散していた。音声データは、元県民局長が片山安孝元副知事から事情聴取された際のやりとりなどを録音したもので、週刊文春が報じていた。
立花被告は昨年6月14日、尼崎市議選で応援演説した際に、私的情報の提供者として男性職員の実名を公表。男性職員は同日、神戸新聞の取材に「私は単に(情報を)運んだだけ」と漏えいへの関与をほのめかしていた。
立花被告は2日後の取材に対し、男性職員から「とっさのことでうそをついてしまった、と謝罪があった」と説明。漏えいは誰かに指示されて行ったわけではない▽目的や理由を明かさないために、神戸新聞に対して「運び屋」と言った-と男性職員が説明したと述べた。
県警は関係者への捜査を重ね、男性職員の関与があったと特定したとみられる。神戸地検が今後、刑事責任を問えるかを判断する。























