善光寺で行われた3D計測作業=2025年8月、長野市(善光寺提供)
 善光寺で行われた3D計測作業=2025年8月、長野市(善光寺提供)

 長野市の善光寺で7~10月、国の重要文化財の山門と経蔵(きょうぞう)に、レーザースキャンによる「3D計測」が実施された。善光寺の建物の保存にデジタル技術が用いられたのは初めて。内部を含めて構造を正確に再現でき、災害による損壊時などの修復に活用する。担当者は「約1400年続いている善光寺を克明に、長く残していきたい」と語る。(共同通信=川村隆真)