神戸市が駅前再整備を進めるJR神戸駅前に、市内初の「地下タワー式駐輪場」が完成した。駅前スペースを有効活用するため3基を新設し、計約680台の収容が可能。ボタン一つで自転車を入庫でき、専用カードをかざせば平均約15秒で取り出せる仕組みだ。6月1日から利用できる。(篠原拓真)
市は都市ブランドの向上と人口誘引を目的にプロジェクト「リノベーション・神戸」を展開。市内各駅前の再整備に取り組んでいる。
神戸駅はバスなどの交通結節点である上、ハーバーランドや元町、新開地を結ぶ回遊拠点でもある。一方で、駅周辺はロータリーや駐輪場が広範囲を占め、にぎわいが生まれにくいことが課題とされてきた。
駐輪場を地下化し、空いたスペースに人が集う広場を整備することにより、周辺地域の活性化を狙う。
地下タワー式駐輪場は自転車の検査を受けて高さや幅などが規格内なら利用でき、登録が必要となる。
利用者が前輪部分に車体識別タグを取り付けた自転車を入り口に配置し、スタートボタンを押せば、自動で地下のスペースへ移動する。出庫時は指定場所に定期利用ICカードをかざすと、機械が自動で自転車を探して入り口まで運び出してくれる。
利用対象は定期利用者のみで、既に400人程度が登録済みだという。新規の定期利用希望者について、市の担当者は「他の定期利用者や利用枠が空くのを待つ人を優先し、その後に受け付ける」とする。
神戸駅周辺ではほかに、地下タワー式2基(約410台分)と、地下平面式(自転車、ミニバイク計約260台分)を整備予定。いずれも2027年度の完成を目指す。市お問い合わせセンターTEL0570・083・330























