兵庫県三木市内の洋菓子店、和菓子店を紹介します。
■季節の果物に感じる秋
三木城跡近くで隠れ家のようにたたずむ古民家。店内のカウンターに腰掛けると、ほろ苦い香りを漂わすコーヒーとマフィンが運ばれてきた。
マフィンは今年８月ごろから登場し、抹茶やチョコのほか、季節の果物としてイチジクやカボチャ、リンゴやサツマイモといった味を手作りで用意。日替わりで２種類を提供している。
この日選んだのは、コンポートにしたリンゴを使ったマフィン。国産小麦粉を使い、しっとりとした生地の中に甘いリンゴが顔をのぞかせる。かぶりつくように頬張ると、リンゴとシナモンの香りが広がる。まさに秋を感じさせる逸品だ。
こだわりは店内にも現れ、壁には色とりどりのティーカップが並ぶ。「祖母が集めた器など、１００種類ほどになる」とオーナーの名田寛之さん。静かな空間でつかの間の安らぎを感じた。（篠原拓真）
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【メモ】マフィンは１個３００円（ドリンクとセットで５０円引き）。テークアウトも可能だが前日までに予約を。ホットケーキ（４５０円）もお薦め。午前１１時～午後５時（ラストオーダー午後４時）。水曜定休。正面玄関近くに専用駐車場（４台分）。三木市上の丸町１の７「カフェ碧」ＴＥＬ０７９４・６９・９１３８
【バックナンバー】
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（２）ふわとろチーズプリン お菓子工房Ａｌｉｃｅ
（１）巻カステラ 和洋御菓子司 明月堂
