地元住民らも集まった現地説明会=三木市別所町下石野(大阪大学考古学研究室提供)
地元住民らも集まった現地説明会=三木市別所町下石野(大阪大学考古学研究室提供)

 三木市内で最大、県内では10番目の規模とされる愛宕山古墳(三木市別所町下石野)について、大阪大学考古学研究室は築造時期が従来の推察より半世紀ほどさかのぼり、4世紀初めごろである可能性が高いとの調査結果をまとめた。盛土や石など構造の一部も明らかとなり、加古川流域でも最初期に築かれた古墳と「ヤマト政権」とのつながりなど、その特徴が少しずつ見え始めた。(大山伸一郎)