筒井俊雄さん(右)から三木の染め型紙の特徴を聞く喜多方市の木幡江里子さん(左端)とデザイナーの江畑芳さん=三木市大塚2、ギャラリー湯の山みち
筒井俊雄さん(右)から三木の染め型紙の特徴を聞く喜多方市の木幡江里子さん(左端)とデザイナーの江畑芳さん=三木市大塚2、ギャラリー湯の山みち

 染め型紙の産地として三木市が栄えていた江戸後期、東北では福島県喜多方市が染め型紙が盛んだったという。その喜多方から、学芸員とデザイナーが視察に三木市を訪れた。最大産地の伊勢から離れた場所で同じように発展し、いずれの地でも産業としては消えた型紙。熟練の技を極めた伝統の残り香を現代に新しく生まれ変わらせ、地域資源として生かそうとヒントを探す視線の先には-。(大山伸一郎)