播州織とアクセサリーを使った展示会を企画する(左から)内藤知佳さん、大柴美穂さん、浜辺ちひろさん=三木市鳥町
播州織とアクセサリーを使った展示会を企画する(左から)内藤知佳さん、大柴美穂さん、浜辺ちひろさん=三木市鳥町

 自然な風合いを生かしたワンピースやブラウスなどの服と彫金アクセサリーを作る三木市の女性3人と、2軒の播州織物工場が28~30日、神戸市中央区北長狭通3のモダナークギャラリーロカで受注展示会を開く。テーマは「播州織の手仕事と“あわい”の装身具」。女性たちは「生地の魅力を生かした衣服を仕立て、アクセサリーとともに身に着けてもらうことで魅力を伝え、播州織産地に還元したい」と願う。(大山伸一郎)

 三木市鳥町でデザイナーを務め、オーダーメードブラウスのデザインも手がける「mukava(ムカバ)」の大柴美穂さん(43)と、大柴さんのオフィスの一角でエプロンワンピース専門店「iiie(イーエ)」を昨年1月にオープンした内藤知佳さん(40)は、播州織を使った受注服を提案してきた。柔らかな風合いや淡く華やかな色彩など素材の魅力を生かし、県内外のファンから支持を集める中、彫金アクセサリーや編み糸細工を作家名「心心(ちむちむ)」として作る浜辺ちひろさん(42)と初めて展示会を開くことになった。