兵庫、大阪、京都の3府県警による災害対応訓練が丹波市山南町谷川の旧山南中学校で行われた。各府県警が広域緊急援助隊に設けた「特別救助班」の隊員を中心とする約50人が参加し、動けなくなった人の救助などを繰り広げた。
特別救助班は全国16都道府県警(警視庁を含む)に配置され、精鋭隊員が大規模災害に備えている。訓練は災害時の連携強化などを目指して開かれた。
会場の旧校舎は兵庫パルプ工業(丹波市山南町谷川)が所有している。年内にも解体される予定で、同社が貸し出した。
訓練は、丹波地域周辺を震源とする最大震度6強の大地震を想定して行われた。各府県警の拠点施設から陸路で会場に到着した隊員は、はしごを使って2階から進入。倒れている要救助者を見つけると専用担架に乗せ、はしごやロープを使ってつり下ろすなどした。
閉じたまま動かない防火扉をエンジンカッターで開く訓練も行われ、兵庫県警災害対策課課長補佐の前川幸輝警部(43)は「3府県の隊員が顔を合わせ、互いの技術を確かめ合うことができた」と話した。
また、訓練にはボランティアの大学生4人も要救助者役で参加。ネパール出身で流通科学大1年のラムダン・スラズ・クマルさん(25)=神戸市=は2015年のネパール地震で近所の人を亡くしたといい「訓練であっても、負傷者として倒れているときに警察官から優しく声をかけてもらうと心が和らいだ」と話した。(井原尚基)
























