兵庫県内の七つの音楽フェスが集結する「MASHUP FESTIVAL kobe(マッシュアップフェスティバルコウベ)」(神戸新聞社後援)が10月4、5日、メリケンパークなど神戸ウォーターフロントエリアで初開催される。地域にある複数のフェスが協力し、一つの大規模なフェスを企画・制作するのは全国的にも珍しい試み。開催を前に、七つのフェス主催者がマッシュアップ-にかける思いなどを語り合う座談会が神戸市内で開かれた。座談会の「下」では、各エリアの特色やこだわりなどを紹介する。(まとめ・藤森恵一郎、敬称略)
■注目の新スポット
-今回、神戸ウォーターフロントエリアの先行活用事例になることを一つの目的として開催されるそうですが、現地を見た感想は?
佐藤 僕たち(ONE MUSIC CAMP、ARIFUJI WEEKENDERS)は、4月に開業した新アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」の後ろにあるTOTTEI PARKの会場を担当します。僕たちはロケーションの面白さにはいつもこだわっていて、これまでは三田市の山の中などでフェスをしてきたんですが、今回は海がすぐ近くにある注目の新スポットで、ロケーションにも惹かれました。
-メリケンパークで毎年カミングコウベを開催しているパインフィールズの上田さんはいかがですか?
上田 今年4月に「ジーライオンアリーナ神戸」が開業し、エリアが賑わってきているのはひしひしと感じています。神戸ポートタワーも長く耐震・改修工事をしていましたが、昨年にリニューアルオープンし、街並みが目まぐるしく変化しています。今回、皆さんと力を合わせて、神戸の賑わいをつくれることはすごく楽しみだし、ウォーターフロントエリアがいよいよ新しいフェーズに入ったと感じます。