国の近代化産業遺産「ユニチカ記念館」。コスモスが咲く敷地西側に庭園が整備される=尼崎市東本町1
国の近代化産業遺産「ユニチカ記念館」。コスモスが咲く敷地西側に庭園が整備される=尼崎市東本町1

 尼崎市は2026年度、国の近代化産業遺産「ユニチカ記念館」(東本町1)の敷地内で、市民の憩いの場となる庭園の整備に乗り出す。老朽化した記念館の耐震化工事に必要な構造基礎調査も実施する方針。市内に現存する最古の洋館を地域のシンボルとして保存・活用する動きを本格化させる。(金 旻革)

■耐震化工事に向け構造基礎調査も実施方針

 記念館は1900(明治33)年、ユニチカの前身「尼崎紡績」の本社事務所として完成した。英国式れんが造りの2階建てで、延べ床面積は571・36平方メートル。プロ野球阪神タイガース2軍球場を中心とした「ゼロカーボンベースボールパーク」(杭瀬南新町3)にはかつて同社の大規模な工場があった。市内最初の大工場とされ、尼崎が「工都」に発展する礎となった。