1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年。当時、国内外から寄せられた支援に対する被災地の気持ちを「感謝と友情 Thanks&Friendship」のテーマに込めた「神戸マラソン2025」(神戸新聞社など共催)が16日に行われる。2011年の第1回大会から発展と進化を続けてきたレース。今年はコースの変更と大会の格式向上という新たな節目を迎える。
例年通り、神戸市役所前をスタートする。従来と違うのは、折り返しが明石市の大蔵海岸公園へと西へ延びたことだ。さらに、フィニッシュ地点が神戸ハーバーランドへ。神戸・ポートアイランドでフィニッシュしていたコースに比べ、全体的に起伏が少なくなり、記録を狙うにはもってこいの42・195キロとなった。

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コース変更により、これまで参加者たちを苦しめてきた終盤の急坂がなくなり、ゴール地点は平たんな神戸ハーバーランドへと移された。さらに日本陸上競技連盟主催の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」シリーズに加盟したことで、2028年ロサンゼルス五輪出場につながる大会となり、競技的な魅力がさらに向上。男女ともに前半から有力ランナーたちの積極的なレースが期待できそうだ。
























