神戸新聞社は主に兵庫県内の鉄道駅について、おおむね半径300メートルの路線価最高額(2024年1月時点)を抽出した。5回目は、神戸市営地下鉄、神戸新交通(ポートライナー、六甲ライナー)の42駅と、神戸電鉄・北条鉄道の54駅のランキングを作成した。
路線価は贈与税や相続税の課税基準になる土地の1平方メートル当たりの評価額で、毎年7月に国税庁が発表する。市街地ではほぼ全ての道路に路線価が設定されているが、土地取引の目安となる公示価格の80%程度に抑えられている。
(記事末尾に神戸市営地下鉄・神戸新交通の42駅と神戸電鉄56駅のランキング)
地下鉄・新交通は1~7位を神戸市中央区の駅が占めた。同区外では六甲ライナー住吉駅、地下鉄西神・山手線の湊川公園、新長田、板宿が続いた。ポートアイランドは路線価設定がないため、ポートライナーの大半の駅は順位が付かなかった。
神戸電鉄・北条鉄道は有馬・三田線が上位10駅のうち9を占めた。粟生線では西鈴蘭台が6位に入り、公園都市線は南ウッディタウン、ウッディタウン中央が12位だった。路線価設定区域で最も低かったのは五社の3・3万円だった。
■三宮-新長田間 JR、地下鉄の比較は