墓じまいで営まれた閉眼供養=2021年、兵庫県播磨町上野添1

墓じまいで営まれた閉眼供養=2021年、兵庫県播磨町上野添1

 終活という言葉が定着する中で、広がりを見せる「墓じまい」。少子高齢化や核家族化、都市部への人口集中に加えて、樹木葬や散骨といった改葬後の選択肢が増えたことも要因のようです。一方、お寺から高額な「離檀(りだん)料」を求められたというトラブルも相次いでいます。僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳さん(50)は「払う根拠はありません」と話します。(聞き手・山岸洋介)

 ■お寺というハードル

 -墓じまいについて親族の同意を得て、次の納骨先も決まったとします。次のハードルは。