アンチエイジング医療に取り組む一瀬晃洋医師=尼崎市潮江1、いちのせ形成外科皮膚科・眼瞼フェイスクリニック

アンチエイジング医療に取り組む一瀬晃洋医師=尼崎市潮江1、いちのせ形成外科皮膚科・眼瞼フェイスクリニック

 顔のしわやシミ、たるみをなくし、若々しい見た目を取り戻したい-。そんな思いを胸に、美容医療クリニックの門をたたくミドルやシニアの男性が増えています。ただ気になるポイントや悩みは人それぞれ。「施術の失敗やトラブルが心配」という声もあります。日本美容外科学会(JSAPS)専門医の一瀬晃洋医師(57)に、美容医療の現状やドクター選びの注意点を聞きました。(聞き手・山岸洋介)

 ■コスパのいい部位

 -どうなると老け顔に見えますか。

 「シニアの男性はたるみが多く、しわが深いのが特徴です。額や眉間のしわ、上下のまぶたのたるみ、ほうれい線などが加齢を感じさせます。ミドル男性は目の下のクマが老けて見える要因で、その改善を希望される方が多くいます」

 -ここを治療すれば若々しく見えるという部位はどこでしょう。

 「おすすめは『まぶた』『肌』『しわ、たるみ』の施術です。効果が実感しやすく、コスパ(コストパフォーマンス)がいい。見た目が10歳くらい若返る人もいますよ」