貸し出す空き家の一部屋。家の持ち主が残した家財道具はそのまま使うことができる=佐用町西河内
貸し出す空き家の一部屋。家の持ち主が残した家財道具はそのまま使うことができる=佐用町西河内

 阪神・淡路大震災を経験した佐用町出身の尾鼻弘光さん(64)=上郡町駅前=が、被災者や田舎に第2の拠点を探している人らに空き家を紹介する仲介事業「会員型空き家活用システム」を始めた。家の維持や管理は、ひきこもり当事者の自立を支援する「里山ICT能開学校」(上郡町駅前)の利用者が担当。空き家の持ち主は家財道具を置いたまま、同校に無料で管理を任せることができる。(真鍋 愛)