車椅子利用者のこぐ力に応じ、進みやすい坂道を表示する地図アプリ「なび坂」=神戸市内
車椅子利用者のこぐ力に応じ、進みやすい坂道を表示する地図アプリ「なび坂」=神戸市内

 車いす利用者一人一人のこぐ力に応じ、目的地までの坂道を走行できるか判定する地図アプリ「なび坂」を、兵庫県立福祉のまちづくり研究所(神戸市西区)などが開発した。グーグルマップが公開する道路の傾斜情報と連動して、通りやすいルートを表示する。現在は頸髄を損傷した人向けの試作段階だが、世界中どこでも使えるシステムとあって、より多くの人の利用を視野に事業化を担う企業を募っている。