兵庫県教育委員会は23日、2024年度の公立高校入試の生徒募集計画を発表した。国公立中学校の卒業見込み者数は前年度比91人減の4万4077人で、全日制の募集定員は前年度比40人減の766学級、3万640人となった。募集定員が減るのは21年度以来となる。
県教委によると、1学級の定員は40人。例年、卒業見込み者数の増減により募集定員に変動がある。
第1学区では、特に神戸市西部(旧神戸第3学区)で卒業見込み者数が前年度比147人増となるため、北須磨を1学級増やす。第3学区は同150人減で、明石西と加古川北でそれぞれ1学級減となる。
学科の再編では、市立明石商業が国際会計科を廃止し、福祉科(1学級)を新設。御影や篠山鳳鳴、姫路飾西など7校に普通科の新学科が設置される。
全日制以外の課程に定員の変動はなく、定時制(19校)=39学級1560人▽多部制(4校)=23学級920人▽通信制(2校)=約600人-となった。
国公立中学の卒業見込み者数は、中長期的にみると横ばいか減少傾向が続くという。
(久保田麻依子)
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