キャリアブレイク中の人も受け入れるシェアハウスを神戸市内で展開する「マチアケ」の玉井智洋代表(中央)とスタッフ=神戸市長田区二葉町2
キャリアブレイク中の人も受け入れるシェアハウスを神戸市内で展開する「マチアケ」の玉井智洋代表(中央)とスタッフ=神戸市長田区二葉町2

 長時間労働による心身の不調や自殺が後を絶たない。そんな中、一時的な休職や離職を前向きに捉える「キャリアブレイク」という考え方が広がっている。職を離れ、自身の働き方を見つめ直したり学び直したりする期間を設けて、人生を充実させるという。(綱嶋葉名)

 キャリアブレイクは欧州を中心に浸透した言葉で、休息やスキルアップ、旅、子育て、生き方の再考などのためにキャリアを一時中断する文化だ。日本でも昨年、俳優の菅田将暉さんや松本まりかさんが休業を宣言するなど、少しずつ理解が広がりつつある。