兵庫県稲美町で今春、ひなを育て上げたイーナ(左)とミーナ=同町役場提供
兵庫県稲美町で今春、ひなを育て上げたイーナ(左)とミーナ=同町役場提供

 国の特別天然記念物コウノトリの繁殖が確認される地域が兵庫県内で広がりつつある。保護増殖が進む生息拠点の但馬地域や、3年連続で繁殖が続いている淡路市に次いで、6月には稲美町の人工巣塔から、ひな3羽の巣立ちが確認された。住宅街などが比較的多い東播磨地域への飛来も増えており、新たな環境下で営巣が定着するか注目される。(宮崎真彦)