倒壊家屋で取り残された人の救出に当たる兵庫県警の警察官=2日、輪島市内(県警提供)
倒壊家屋で取り残された人の救出に当たる兵庫県警の警察官=2日、輪島市内(県警提供)

 能登半島地震の発生翌日に輪島市に入り、同市や珠洲市で倒壊家屋での捜索、救出などを担った兵庫県警の特別派遣部隊の第1陣が12日、県警本部で活動を報告した。部隊を率いた機動隊の深田真輔警部(45)は「余震が続き、緊張の連続だった」と語った。

 県警によると第1陣は約50人。道路が寸断され、自衛隊ヘリで2日に輪島市に着いたが、指揮所がまだなく、消防などとの調整拠点の整備から始めた。災害対策課の三戸恵一朗警部補(47)は「全く状況が把握できない困難さがあった」と振り返る。