鉄道高架付近にあった横断歩道は約3年前、北側の現在地に移設された=神戸市中央区、JR三ノ宮駅前
鉄道高架付近にあった横断歩道は約3年前、北側の現在地に移設された=神戸市中央区、JR三ノ宮駅前

 2019年4月、JR三ノ宮駅前の横断歩道で神戸市営バスが歩行者2人をはね、死亡させた事故は、21日で発生から丸5年となる。事故が起きた横断歩道は三宮の再整備事業によって姿を消したが、市交通局は事故直前の車両のドライブレコーダー映像を研修で流すなどし、記憶の継承と再発防止に取り組んでいる。

 事故は19年4月21日午後2時過ぎ、同市中央区布引町4の横断歩道で起きた。青信号で渡っていた当時23歳の男性と当時20歳の女性が、北側にあった停留所を発車した市バスにはねられて亡くなり、ほかに6人が重軽傷を負った。