自治体が回収した粗大ごみの中から、まだ使える家具や家電、生活用品をフリーマーケットアプリ「メルカリ」で販売する動きが広がっている。相場より大幅に安く、出品直後に買い手がつく商品も珍しくない。「少しでも現金収入を得たいのか」と思いきや、自治体に尋ねると「財源確保のためではない」という。その狙いとは-。(山岸洋介)
ソファが2500円、パソコン用デスクや幼児用の二輪車「ストライダー」は2千円、スタンドミラーは500円…。兵庫県西宮市がメルカリ内に設けた公式ショップで販売した品々だ。いずれも粗大ごみとして回収したもので、多くが500~2千円に設定されている。
商品説明の欄にはサイズや重さが記され、写真も添付。傷や汚れがあれば写真で伝え、現況が分かるよう工夫している。配送はせず、現地で確認してもらってから売買が成立する。
「買い手に正しく判断してもらい、トラブルがないよう努めている」と市美化企画課。3月下旬には国産バイオリンを5千円で出品し、数時間で買い手がついた。購入したリピーターの20代女性は「美品なのに安い。物価高の時代に買い物を楽しめ、ありがたい」と話した。























