神戸スイーツを台湾でPRするイベント「コウベ・ミーツ・タイペイ・ワンス・アゲイン」が6月16日まで、台北市の五つ星ホテル「グランドメイフホテル台北」で開かれている。神戸のパティシエたちが手がけた限定スイーツが販売されるほか、現地でレシピ開発や技術指導なども行う。
同ホテルの開業8周年を記念した催し。卓越した技能者を顕彰する国の「現代の名工」や、神戸市内の優れた職人を認定する「神戸マイスター」を含む6人のパティシエが神戸から招かれた。
神戸スイーツを代表する洋菓子店として親しまれ、2017年に閉店した「御影高杉」の元看板シェフ、高杉良和(よしわ)さんは4月30日にあった開幕行事に参加。いちごのショートケーキやチョコレートのムースを披露した。
1993年に認定された初代神戸マイスターの一人で、ドイツの製菓マイスターの国家資格も持つ井谷眞一さんは栗のムースケーキを提供。5月21日からは、神戸の洋菓子店「ボックサン」の福原敏晃オーナーシェフによる、りんごのケーキも登場する予定。いずれも同ホテル内のカフェやレストランで味わえる。
企画に携わったスイーツ店「リトル神戸」代表の三坂美代子さんは「今後も国を超えて『洋菓子のまち・神戸』を広くPRしていきたい」と話している。