パラ陸上の世界選手権は17日から9日間、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開かれる。東アジア初開催となる国際大会をいかに楽しむか。観戦に役立つ情報をまとめた。(有島弘記)
■トピックス
・第11回大会
・第1回は1994年、ドイツ・ベルリン大会
・夏季パラリンピックとの同年開催は初
・今大会は夏のパリ大会の最終選考を兼ねる
・実施種目は168
・104カ国・地域の1073人が出場
・日本代表は過去最多66人
・日本勢は昨夏の世界選手権で金4個を含む計11個のメダル
・日本人選手の出場種目は日本パラ陸連の公式ウェブサイト内の大会ページで確認できる
・海外勢で最大の注目は男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)のマルクス・レーム(ドイツ)。自身の世界記録は東京五輪の優勝記録を上回る。22日午後6時20分ごろに登場
・競技用車いす「レーサー」は選手によって最高時速30キロ以上にも
・神戸大会の理念は共生社会の促進や国際親善を目指し「つなげる」「ひろげる」「すすめる」
■観戦ガイド
・最寄り駅は神戸市営地下鉄・総合運動公園駅。三宮駅から乗車約20分
・会場は駅を降りてすぐ
・25日まで連日2セッション開催
・モーニング(午前9時~正午)とイブニング(午後5~8時)
・当日券はS席:大人2千円、こども(小学生-高校生)と障害者割引千円。A席:大人千円、こども(小学生-高校生)と障害者割引500円。前売り券も販売
・S席はメインスタンド、A席はサイドおよびバックスタンド
・収益の一部は能登半島地震の被災地に寄付
・20、21、23、24日の各イブニングセッションの一部競技で、大会組織委員会の増田明美会長がS席の観客と一緒に応援
・各セッションの冒頭(午前9時と午後5時)に人気アイドルグループ「嵐」(活動休止中)の二宮和也さん、俳優の竹下景子さんら大会サポーターによる応援動画が場内の大型ビジョンで限定公開される
■グルメ
・神戸の大学生が考案した「ローカル」と「ワールド」の2種類の弁当を販売
・会場周辺にキッチンカーも出店
・場内販売の生ビールが1杯100円(1人1杯まで、先着200杯)。20~24日(いずれも平日)のイブニングセッションが対象
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